岡本夏美・Seventeenモデルの撮り下ろしインタビュー!
「“安牌”に走らず、チャレンジしなきゃって」
6月3日(土)公開! 『女流闘牌伝aki -アキ-』主演・岡本夏美撮り下ろしインタビュー!!
――そんなトガった時期を経て18歳になり、考え方も変わったと思いますが。
岡本 そうですね。私自身いっぱいいっぱいだった時に事務所の人やスタッフさんなどに助けてもらって、スッと力が抜けて心が軽くなったんです。「助けてもらうと、こんなに楽な気持ちになれるんだ!」と感じました。自分で「やろう!」と決めて頑張ることももちろん大切ですけど、誰かの力を借りることも大事なんだと知りましたね。
――では、本作の撮影期間で助けてもらったことと言うと?
岡本 麻雀監修の方には本当にお世話になりました! とても細かいところまで優しく教えてくださったので、楽しく撮影に臨むことができました。
――本作は単に麻雀の対局を見せるだけでなく、麻雀を通じて「生きることとは何か」を考えさせられる作品だったと思います。
岡本 麻雀を通して「人間らしさ」が描かれている作品だと思いましたし、亜樹ちゃんという役を演じることができてうれしかったです。亜樹ちゃんって純粋で真っすぐで物怖じせず、自分で決めたことに対しての熱量がすごいんですよ。実際に演じて、私も亜樹ちゃんから勇気をもらいました!
――物怖じせず、さらにいろんなことに挑戦したいと?
岡本 怖いもの知らずな気持ちって、大人になるにつれて薄れていくと思うんです。私もいろんなお仕事を経験させてもらううちに、いつの間にか縮こまっていたかもしれないと気付いて。でも、「安牌」ばかりに走らずチャレンジする気持ちを思い出しました。この作品にはそんなメッセージも込められていると思います。
――岡本さんが「チャレンジしたい」と思い描いているものとは?
岡本 お芝居の面では、大人の女性を演じられるようになりたいなと思っています。今までは学生の役が多かったんですけど、高校も卒業しましたし、これからは大人の女性の魅力を画面から出せるような演技もしたいですね。
――高校を卒業したことで、心境などの変化はありましたか?
岡本 お仕事を今まで以上に「仕事」として捉えるようになりました。今までは学校という「逃げ場」があったんです。勉強もしましたけど、友達と遊んだりして楽しかったので。でも、それがなくなって、お仕事と向き合う時間が多くなって…私自身の性格は変わっていないと思いますけど、環境の変化によってお仕事に対する意識はすごく高まったと思います。
――さて話は変わりますが、ファッションモデルとして活躍されている岡本さんから見て、「こういう男子はオシャレだな」と思うポイントは?
岡本 色使いですね! 私は今すごく古着にハマっているので、古着をしっかり着こなせている方はオシャレだなって思います。古着選びってすごくセンスが必要で、一歩間違うと本当に古臭くなってしまうし、だからと言って奇抜だったら良いというものでもないですよね。そのバランスをうまく取りつつ、服の個性も出している方がオシャレだと感じます。
――岡本さんもよく古着を買いに行かれるんですか?
岡本 行きますよ~! 最近はよく高円寺や下北沢に出掛けて、古着屋さんを巡って気に入ったものを片っ端から買います(笑)。ただ、妥協はしたくないので、ピンと来るものが見つからなかったら手ぶらで帰ることも。買うのは、ちゃんと「これは着たい!」と思える服だけ。だから、そういう服が見つかった時はうれしいし、どんどん着回します!
――となると、今年の夏コーデも古着中心ですか?
岡本 そうですね。特にTシャツにハマっていて、いろんなスポーツブランドのTシャツを集めています。昔は白・黒・グレーばかりだったのに、最近はえんじや深緑、からし色とか奇抜な色にも目覚めてしまって…しかもそんな色のTシャツに、またあえて別の色を合わせたりするのが面白くて。最近の私の私服は、かなりカラフルになっています(笑)。
――今度はぜひ岡本さんの私服コーデも取材させていただきたいです! では最後に、読者へ向けてメッセージをお願いします。
岡本 『女流闘牌伝 aki -アキ-』は、まず麻雀をやっている方には必ず楽しんでいただけると思います。そこはもう、負けない自信があります! また、麻雀が分からない方でも、この作品を通じてメッセージをくみ取ってもらえるように意識して演じたので、ぜひ多くの方に見ていただきたいです! そして、この映画で麻雀に興味を持ってくださる方が増えたらうれしいなと思います!
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■MOVIE
雀荘で生まれ育った少女・亜樹。15歳の冬、東京にやってきた彼女が求めたのは、自分の力だけで勝ち取る「本物の人生」だった。唯一の武器「麻雀」で生きることを決意するも、その前に立ちふさがる汚い大人たちと大都会の現実。しかし、少女雀士・ひまわりや「ミスター麻雀」小島武夫と出会い、彼女は大きく変わっていく…。
監督:中村祐太郎
原作:花崎圭司、大崎充、二階堂亜樹(竹書房刊)
脚本:田村大
出演:岡本夏美、増田有華、中山絵里奈、彩輝なお、岩松了
配給:AMGエンタテインメント
2017年6月3日(土)公開
『女流闘牌伝 aki -アキ-』初日舞台挨拶決定!
http://www.cinemart.co.jp/theater/shinjuku/topics/20170515_14298.html?201705283
■Profile
岡本夏美(おかもと・なつみ)
1998年7月1日生まれ、神奈川県出身。2011年、雑誌『ラブベリー』オーディショングランプリ獲得。同誌専属モデル、雑誌『nicola』専属モデルを経て、2015年より『Seventeen』専属モデル。今年は1月に映画『咲-Saki-』に出演したほか、映画『セントウ・レコード SideA』の公開も控える。